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石川賢治 最新写真集
『月光浴 青い星』

30年間の石川賢治の満月の旅、ベストショット約90カットを一冊にまとめた、青い星 地球の記録。

月光写真集『月光浴 青い星』
石川賢治
小学館 刊
【定価】 本体3000円+税


写真集『月光浴 青い星』によせて・・・

1984年、広告の仕事で訪れたハワイのカウワイ島で満月の夜に浜辺を歩きました。
月光に照らされた夜の風景が明るく、鳥が飛ぶのが見えたことがきっかけで
月光写真を撮りはじめ、33年が経ちました。
はじめに海の底から山の上までをテーマに
パラオの海底からチベットのチョモランマまで満月の旅をしました。
満月の夜、月光に照らされた原野に立つと足元に影がくっきりと落ち、
野花の色や一帯の風景が見えて、地平線から天体、銀河、宇宙が一繋がりになり、
宇宙の中の地球本来の姿が現れます。地上で宇宙を実感するときです。
この度、地球規模の風景を求めて満月の旅をした30年間の作品をまとめました。
そして今、拠点を自然豊かな福岡県の糸島半島に移し、
新たな月光写真を撮り始め、試行錯誤しています。
地上の宇宙実感が伝わり、美しい地球を見直すきっかけになれば幸いです。

石川賢治

 

「星とイナズマ」
アメリカ / モニュメントバレー / 2008年

モニュメントバレーは島国日本で考えていたより広大だ。下見をして回るにつれ神々しい想いがましていった。ストームが迫っていたが満月の夜、奇跡的に晴れた。遠くで雷鳴が轟く中、星空の天空と大地の間の稲妻が撮影できた。

「悪魔の喉笛」
ブラジル・アルゼンチン / イグアスの滝 / 2007年

ブラジル・アルゼンチンの国境にまたがるイグアスの滝は大小300の滝が連なる。イグアス最大の滝は落差80メートルに及び “悪魔の喉笛” と呼ばれる。この作品はアルゼンチン側から見た悪魔の喉笛。流れ落ちる滝と、月を入れることでスケール感を出したかった。滝の飛沫を浴びながら撮影。

「湖に映るバオバブ」
マダガスカル / ムルンダバ / 2005年

月の出の静寂の時。風が止むと湖面にバオバブの林が映し出された。

「月光のベンケイソウ」
サイパン / 1986年

メキシコ原産のベンケイソウは多肉質の葉や茎に水分を貯蔵して、水分の乏しい乾燥地域に生息している。葉の表面の産毛に夜露が溜まり月光が当たると葉が明るく輝いた。

「キリン三兄弟」
ケニア / マサイマラ / 1999年

夜12時近く、月光の中キリンの群れを見つけた。少しずつ近づくと母キリンが立ちはだかり、その後ろに三兄弟が同じ姿で立っていた。自然は時々思わぬプレゼントをしてくれる。

「岬と波」
サイパン / 1985年

長時間露光で撮影すると波が雲海のように見える。

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