「COSMOS」福岡県糸島半島 / 2016年

満月の夜。それは地上から地平線、銀河、宇宙が一繋がりになる瞬間。

石川賢治が月光写真家として取り組んできた30年間のベストショットと初公開の最新作を加えた
写真展。「満月の夜の海の底から山の上まで」をテーマに、水深4mの海底に差し込む
月光(パラオ)、天空に浮かぶヒマラヤ連山(チベット)、壮大なスケールをみせるイグアスの滝(ブラジル・
アルゼンチン)やモニュメントバレー(アメリカ)、サバンナの野生動物(ケニア)、樹齢7200年と言われる
屋久島の縄文杉、そして代表作「岬と波」(サイパン)や、艶やかな夜の花々などに加え、
近年新しく取り組んでいるデジタルカメラで撮影した初公開の最新作を含む約90点を展示します。


満月の旅を体感する写真展

ほの暗く照明を落とした会場では世界中の石川賢治のロケに同行したサウンドクリエーターの
中田悟さんによって録音された“満月の夜の自然音”が流れて、目と共に耳でも「月光浴の旅」を
体感して頂ける写真展です。ぜひ品川へ “月光浴”をしにお出掛けください。

■ 会期     2017年4月27日(木)〜6月19日(月)

■ 会場     キヤノンギャラリー S

■ 住所     東京都港区港南2-16-6 キヤノン S タワー1階

■ WEBサイト キヤノンギャラリー ホームページ:canon.jp/gallery


■ 開館時間   午前10時〜午後5時30分

■ 休館日    日曜・祝日休館


■ 入場料    無料

■ 交通案内   JR品川駅港南口より徒歩約8分、京浜急行品川駅より徒歩約10分

画像をクリックするとチラシが拡大されます

■ イベント
2017年5月6日(土)
○ ギャラリートーク〈参加無料〉
  1回目 13時〜13時40分
  2回目 15時〜15時40分

○ サイン会〈各回先着50名〉
 1回目 14時〜14時30分
 2回目 16時〜16時30分

月光写真展『月光浴 青い星 BLUE PLANET』によせて…


1984年、広告の仕事で訪れたハワイのカウアイ島で満月の夜に浜辺を歩きました。
月光に照らされた夜の風景が明るく、鳥が飛ぶのが見えたことがきっかけで
月光写真を撮りはじめ、33年が経ちました。
はじめに海の底から山の上までをテーマに
パラオの海底からチベットのチョモランマまで満月の旅をしました。
満月の夜、月光に照らされた原野に立つと足元に影がくっきりと落ち、
野花の色や一帯の風景が見えて、地平線から天体、銀河、宇宙が一繋がりになり、
宇宙の中の地球本来の姿が現れます。地上で宇宙を実感するときです。
この度、地球規模の風景を求めて満月の旅をした30年間の作品をまとめました。
そして今、拠点を自然豊かな福岡県の糸島半島に移し、
新たな月光写真を撮り始め、試行錯誤しています。
地上の宇宙実感が伝わり、美しい地球を見直すきっかけになれば幸いです。

石川賢治

   
 

「岬と波」サイパン / 1985年

長時間露光で撮影すると波が雲海のように見える。

 

「岩と星」オーストラリア / デビルズマーブル / 2003年

巨岩に向かって原野を歩いているとディンゴの遠吠えがした。

   
 

「「湖に映るバオバブ」マダガスカル / ムルンダバ / 2005年

月の出の静寂の時。風が止むと湖面にバオバブの林が映し出された。

 

「星とイナズマ」アメリカ / モニュメントバレー / 2008年

モニュメントバレーは島国日本で考えていたより広大だ。下見をして回るにつれ神々しい想いがましていった。ストームが迫っていたが満月の夜、奇跡的に晴れた。遠くで雷鳴が轟く中、星空の天空と大地の間の稲妻が撮影できた。

   
 

「キリン三兄弟」ケニア / マサイマラ / 1999年

夜12時近く、月光の中キリンの群れを見つけた。少しずつ近づくと母キリンが立ちはだかり、その後ろに三兄弟が同じ姿で立っていた。自然は時々思わぬプレゼントをしてくれる。

 

「悪魔の喉笛」ブラジル・アルゼンチン / イグアスの滝 / 2007年

ブラジル・アルゼンチンの国境にまたがるイグアスの滝は大小300の滝が連なる。イグアス最大の滝は落差80メートルに及び “悪魔の喉笛” と呼ばれる。この作品はアルゼンチン側から見た悪魔の喉笛。流れ落ちる滝と、月を入れることでスケール感を出したかった。滝の飛沫を浴びながら撮影。